一人旅で怖い目にあったという話は聞いたことありますか?
私はびびりなのでほとんどそのようなことには遭遇していませんが、だいぶ一人旅に慣れてきたところで起こった事件についてお話ししたいと思います。
この話を教訓に、皆さんは騙されないように常に気を引き締めてください。
一人旅で上海

トランジットで上海に入国
私はよく中国東方航空を使用していました。
上海経由で様々な国に行くことができるハブ空港なのですが、値段が安いこともありトランジットの時間が非常に長いことが多かったです。
12時間とか開くことがザラだったのですが、それをもう一つ入国できるチャンスと感じる私は頭がおかしいのでしょうか。笑
上海に降り立って楽しめるではないか、最高じゃんと思っておりました。
12時間は都市に滞在するには非常に短くバタバタしますが、それもまた楽しいってもんです。笑
そんなこんなで上海の街に降り立ったのです。
上海の街並み
上海についてまず思ったことは、とても空気が汚い感じがしたことですね。。
川を挟んで対岸にはとても素晴らしい建造物が見えるのですが、空気が濁って霞んで見えます。今は少し良くなっているかもしれませんが、当時はその印象しかないですね。
外灘、豫園から南京路へ
外灘、豫園など定番の観光地を回り、ウキウキしながら南京路を歩いていた時のことです。

男女二人組の中国人に話しかけられました。
『こんにちは、日本から来たの?上海は楽しい?今中国はお正月なんだよね』
流暢な日本語で声をかけられました。
『今中国は正月なんだけど、中国の正月はいろいろなお茶を飲んでお祝いをするのが慣例なんだ。僕たちは今からそのお店に行くんだけど、一緒に行かないかい?』
私はこの時、それは貴重な経験をできるチャンスだと感じました。
中国にはそんな慣習があることも知らなかったし、そんな機会に巡り会えた私はとても幸運で、こういう出会いこそがバックパッカーの醍醐味だと感じていました。
見知らぬ男女と中国茶
ついていくと、こじんまりしたお店につきました。
中には店員のお姉さんが1人いまして、席に着くと次々に様々なお茶が出てきました。

そのお茶は全て香りや味が違ってどれもとても美味しく、本当に最高じゃないかと思っておりました。
全てのお茶が終わり、ここでようやく一緒に来ていた二人組がいないことに気がつきました。
しかしそのことは特に気に留めませんでした。
お会計が10万円
そして店員のお姉さんにお会計をお願いしたら、なんとその額、10万円。
ん?10万円?
ここでやっと騙されたことを悟りました。
アホですね。このタイミングまで、最高だぜ。と思っていたのですから。

海外において絶対に覚えておいて欲しいのですが、流暢な日本語で話しかけてくる外国人はほぼ100%あやしいと思ってます。(個人の感想です)
当然貧乏学生の私にはそんなお金は持ち合わせておりません。
財布にもほとんどお金が入っていない状態でしたが、何かの時のために日本円で1万円札だけ入れていました。
無一文アピールで抵抗
しかし私もそれなりに旅をしてきた度胸もあり、しかも店員はお姉さん1人。
これはお金がないの一点張りで粘れば、正常価格でいけるのではないかと踏んで、めちゃくちゃお金がないことをアピールしまくりました。
かれこれ1時間くらいに粘っていると、お姉さんは裏に人を呼びにいきました。
奥からコワモテのスキンヘッドが現る
そうするとそこにスキンヘッドのめちゃくちゃ怖そうな人がちらっと見えました。
これはまずい、このままだともしかしたら上海の海に沈められるかもと思い、なけなしの1万円を差し出しました。
これがなくなると僕の現金は全てなくなってしまったのですが、背に腹はかえられません。

ところがなんとそれでオッケー、帰っていいよ。と言われました。
助かった。。
1万円で助かったという幸運
ちなみにこの時、スキンヘッドとお姉さんと一緒に最初にいた二人組も話してました。もうわかりやすくみんなグルでした。
ただ1万円出したらなんとかそこから脱出できたので、これこそが幸運であったと心の底から思いました。
どんなことにも共通していえますが、慣れてきて慢心が出てくると必ず痛い目を見ます。
そんなこと分かっているのに、痛い目を見ないと思い出さないんですよね。とてもいい教訓になりました。
幸先が悪いままインドへ
これはインドに行く前の出来事で、この後あの治安が悪いという噂しか聞かないインドに行くのかと思うと本当に気が重かったです。
そのおかげか、インドでは事件は起こりませんでしたが、色々おもしろいことや楽しいことはたくさんありましたね。笑

その話は次回!!
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